医療翻訳家のブログ

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イギリスの翻訳会社の正社員。20代。イギリスの片田舎に住んでいます。都会に引っ越したい。医療の知識なしで翻訳者になってしまいました。医療関係者ではない視点から、医療英単語やフレーズをどのように訳せばいいのかを解説します。

A2K 最終回のネタバレと感想

面白かったA2Kが終わってしまいました。もう話題ではない感満載ですが、最終回の感想をぶつぶつ言っていこうと思います。

 

最終回は同じ曲を2チームで発表します。(前回NiziUの曲と嘘を書きましたがオリジナルの曲でした)

 

チームケイリー(Clover)

ケイリーとKGの強いボーカル良いですねー。そしてKGもダンスがすっかり上手くなってびっくり。

 

チームカミラ(Topic)

相変わらず安定してるチームでしたね。

 

デビューメンバーは...?

 

さて最も重要なデビューメンバー。なんと、前回の記事で書いた予想が当たっていました。

 

1位 レクサス

2位 KG

3位 カミラ

4位 サバンナ

5位 ケイリー

6位 ケンダル

 

個人的にはカミラが1位じゃないことが衝撃でした。性格評価で恐らくよりアジア人寄りの態度を示した?(個人的偏見)レクサスをリーダーにしたかったんですかね。チーム内ではカミラがいつも頼られているお姉さん的なポジションでしたが。

そしてKGがまさかの2位と大逆転。

コメントで散々「JYPのひいきがすごすぎ」と言われていたケンダルはまさかの6位(いままでずっと褒められていたのに...?)

と個人的には衝撃のランキングでした。

 

ま、そんなことはさておき、デビューおめでとうございます!みんなの夢が叶って嬉しいです。

 

チーム名はVCHA(ヴィチャ)

なかなか英語でも日本語でも発音しづらいグループ名になりましたwでもここは韓国、もちろん韓国語ベースで良いのです。個人的には唯一韓国語を話すメンバーであるケイリーが一番困惑した表情をしていたのが面白かったです。

VCHAの強調は「CHA」の方に置かれるらしいです。韓国語でilluminate, shineという意味だそうですよ。

Y.O.Universeは既にMVが出ている

VCHAのデビューシングルであるY.O.Universeは既にMVが発表されています。

個人的には曲がちょっとダサくて(というかアイドル曲はほぼ)あまり好きになれないのですが、このMVはメンバー1人1人の個性が前面に出ていてすごく良いと思います。歌詞は英語なんですがターゲットはアジア人なのかな?アジアっぽいリズムがアメリカでウケるとは思えないので、最初はアジアでファン拡大という感じなんでしょうか。

 

私の推しメンはレクシーとサバンナです。レクシーはとにかく素直で裏がなく、可愛いのと、ダンスする時のギャップが魅力的。サバンナは、最初とだいぶ感じが変わったというか、本人のやる気が人気と共にどんどん上がっていった感じがします。彼女の笑顔がとっても素敵。

 

VCHAがこれからも活躍できますように。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

A2Kが面白い!ep.21のネタバレと感想

A2Kも終わりに近づいてきました。明日はいよいよデビューメンバーの発表です。

 

ファイナルステージでは2グループに分かれ、それぞれ2曲ずつパフォーマンスを行います。1曲目はそれぞれ別の曲。2曲目は同じ曲(おそらくNiziUの曲)です。ep.21で発表するのは1曲目。

 

チームはTeam CamilaとTeam Kayleeに分かれました。カミラチームのメンバーはカミラ、レクサス、ジーナ、サバンナ。ケイリーチームのメンバーはケイリー、ケンダル、KG、クリスティーナ。

 

そして今回も豪華ゲスト(ジャッジ)が。ダンサーのGabeeと、「24hours」を歌ったSunmiの二人です。

 

チームカミラ(Topic)

アップビートでこれも上手くいけば好印象を残しやすい曲ですね。

 

まずレクサスの歌い出し。すっかりポップアイドルのようになりました。キレキレのダンスはもちろん健在。サバンナとカミラは音程の難しい箇所を割り当てられていましたが、2人ともパーフェクトだったとパークさんから評価されていました。ジーナも安定のジーナでしたが、Sunmiからは「力が入りすぎて動きが硬く見える」とのコメントが。でもチーム全体としてレベルが高かったと思います。

 

チームケイリー(Clover)

うーん、私はチーム分けに疑問を感じました。チームカミラ、強すぎませんか?万能カミラ、ダンスクイーンズのレクサスとサバンナ、そしてまた万能ジーナ。スキルレベルが2チームで一致していたのだろうかと思うと疑問が残ります。

 

ケイリーは、パクさんからチームメイトを心配しすぎとコメントされていましたが、そんなにずっと見ていたわけではないように映っているのと、13歳で年上を率いるリーダーをやるというのはすごく重荷だったのではないかなと。もしケイリーがジーナの代わりにカミラチームに入っていたら多分何の問題もなかったと思います。

 

チーム戦では満場一致でチームカミラの勝利。

明日のデビューメンバー予想

予告でI'm gonna see you some time. Promise me that you are gonna keep working and you are gonna be strong. と言っているのはケイリーだと思います。このメッセージがどちら側の言葉なのかは分かりませんが、、どちらかというと選ばれた側の言葉に聞こえます。

 

ケイリーをデビューさせないとしたら年齢がネックなのでしょうが、だったら最初から応募年齢を上げておくべきだしパークさんもそうするのではないかと思うのです。

私のデビューメンバー予想はこちらです。

 

カミラ

ケンダル

KG

サバンナ

レクサス

ケイリー

 

サバンナが抱きしめて泣いている相手はジーナだと思うので、ジーナが落ちてしまうのではないかと予想しています。

クリスティーナはインスタのアカウントがあるらしく、落ちるという噂があるのと、今日のパフォーマンスでも評価が芳しくなかったので落ちてしまうのではないかと思います。

 

結果がどうあれ明日は泣いてしまいそう。

A2Kが面白い!ep.20のネタバレと感想

A2Kにハマっています。週2回の楽しみだったのに、もうすぐ終わってしまうなんて。

 

今日はep.20のネタバレと感想です。

 

 

最後のグループ発表

最後のグループパフォーマンスは、Kaylee、Savanna、KGの3人です。グループ名はスペクトラム

 

いやーサバンナが素敵!!彼女が微笑むとこちらもなんだか幸せな気分になります。そして歌がとても上手くなっていてびっくりしました。パクさんもYou were so loudと言っていましたが、声量がありしかも音程も決まっていました。ファンになっちゃいそうなメンバーです。

 

そして最年少Kaylee、実力ありますねー。やっぱり音程が良いし、声も出るし、ダンスもキレがあります。そして前よりも「やらされている感」がなくなり、すっかりアイドルっぽくなりました。

 

KGはダンス経験がなく本人も苦労してそうでしたが、すごく上手くなっていたと思います。それにNiziUのニナを思わせるパワフルな高音は、プロデューサーであるパクさんにとっても魅力的に映ると思います。

 

そしてスペクトラムが1位を獲得!!おめでとうございます。

 

ショックすぎる出来事が

 

とてもとても心配していたことがやはり現実になってしまいました。

ユナアアアアアアア(T_T)

 

パクさんが「ルールはこうだけど、あなたは上手くなってきているからもう一回チャンスをあげる」的なことを言ってくれるのではないかと期待してしまいましたが、そんなことは起こらず。

 

グループパフォーマンスでのユナの歌はすごく良かったと思うんですよね。。声量もあるし、声質がアイドル声で可愛いと思います。なので今回の脱落は本当に残念。

 

ユナがデビューすればファンも多いでしょうし、非常に容姿に恵まれているし、スター性がある。でも努力して皆と同じレベルについてこれない子は何であれ容赦なく落とすというJYPの会社としての厳しさが見えました。でも本当に残念。まさか本当に脱落するとは思っていませんでした。

 

そしてユナが脱落した後はあっさりしてましたねー。普通に参加者が8人になっているし、最後の写真が出て来る場面でもユナの写真は一枚もなし。

このグループでデビューしてほしかったですが、またどこか別の所で夢をかなえてほしいです。

 

次回の予告が不穏

予告を見る限り、デビューできるのは全員ではなさそうですね。

なんでー(T_T)

皆のことが好きになってきているので、どのメンバーも落としてほしくないと思います。

 

クリスティーナは落ちるという噂があるのですが、本当かなあ。落ちるのが誰であっても悲しいです。

 

それではまた次回。

A2Kが面白い! ep.18のネタバレと感想

A2Kにハマっています。ネタバレと感想をつらつらと書いてます。

 

A2K ep.18 "Individual Evaluation Rankings"は最後の個人評価でした。最初はLexus(レクサス)。

 

歌い方がよりKポップアイドルっぽくなりましたね。

ダンスは安定の上手さ。

パクさんには歌に集中しなさいと言われてましたが、彼女なら大丈夫なんじゃないかなと思います。

YouTubeやインスタのコメント見てると、レクサスも人気がすごいですねー。可愛くてダンスが上手くて人柄がいいんですよね。私は彼女のマスキュリンなダンスが特に好きです。可愛さとカッコよさを兼ね備えた人だと思います。

レクサスも成長が評価されてストーンゲット。

 

次はYuna(ユナ)。

 

ユナァァァァァァァァ(T_T)

ドラマか?って流れでしたね。

LA合宿でも、彼女はよくI should've tried harderみたいなことを言っていたので、火が付くのに時間がかかる子なのかもですね。

ちなみにユナもコメント欄で初期から大人気です。

彼女にはなんだか光るものがありますよね。天性のかわいらしさというか、ある意味ミイヒちゃん的な面があります。

今回は本当に残念でしたが、次回どうか最下位になりませんように(泣)きっと大丈夫、頑張れー。

 

最後はサバンナ(Savanna)。

 

いやー、うま。。

サバンナもカッコイイダンスが似合いますね!元々体操をやっていたこともあり身体能力が高いのですが、歌も良くなりました。特に高音がすんなりと出るようになって、すごいなあと。

無事ストーンゲットしました。

 

最後はランキング発表。

今回のランキングはYouTubeで議論を呼んでいましたねー。議論の要点は、「KGは踊ってないのに歌だけで評価された。なのに、Lexusはダンスだけなら1番って言われてたのに、なんで総合でこんなに低いんだよ。結局イントロのメロディを歌わせたいメンバーを上位にしただけだろ」「なんでサバンナがKGより低いんだ」みたいなことでした。

これに関しては本当にそうとしか言いようがなく、ダンスとボーカルで別にランキング出せば視聴者の苛立ちもこれほどではなかったのでは?と思います。

KGは何も悪いことしていないのに、やり玉に挙げられて気の毒すぎますね。

 

今回でイントロを歌っているメンバーが明らかになりましたね。カミラ、ケンダル、KG、ケイリー。カミラの声は分かってたんですが他は全く分からなかった~。それにしても皆うますぎて感動です。

 

次回からはグループパフォーマンスですね。ドキドキ。何よりもユナが最下位にならないことだけを祈ります。パクさんが言うようにスター性はあるのだから、頑張ってほしい。

 

それではまた次回!

A2Kが面白い!ep.16のネタバレと感想

英語学習とは全く関係ないのですが、皆さん、A2K見てますか?

 

A2Kは虹プロのアメリカバージョンです。K-POPアイドルを目指す10代の子がJYPのオーディションをくぐり抜け、デビューするまでの軌跡を映したサバイバル番組です。

 

虹プロも面白かったですがA2Kはもっと面白い!見ていくうちにメンバー全員のことが好きになってしまうでしょう。

 

今日ご紹介するのはA2K ep.16 ‘’Korean Boot Camp Begins"です。ネタバレしかしないので見ていない人は要注意。

 

メリッサが...

いよいよ韓国にやってきたメンバーたちは初めて入るJYPのビルに大興奮。YouTubeでしか見たことのない有名なアーティストがダンスしてるスタジオを生で見れるんだから、そりゃあ興奮するよね。

コロセウムに行くとパークさんのお出迎え。そこで突然ショッキングなニュースがありました。メリッサが個人的な理由でA2Kを降板するとのこと。

 

家庭環境に恵まれたとは言えないけれど、幼少期の傷を音楽で乗り越えようとしていたメリッサ。彼女のことを誰もが応援していたと思うのですが、ここからはその姿が見れないなんて、本当に本当に残念です。歌も素晴らしく上手かった彼女。また別の機会に表に出てきてくれたら嬉しいなあ。彼女の自作曲"Enough is enough"(「もう限界」、拙訳)は魂がこもってて素晴らしかった。

 

韓国合宿、始まる

さて韓国合宿が始まりました。メンバーたちには新たなペンダントが。韓国でも、新たに4つのストーンを集めなくてはなりません。ルールとしては、評価は3回行われ、「2回最下位になってしまうと脱落」です。

 

最初の評価は個人評価。ここからネタバレです!

 

個人評価1人目:ケイリー

最初の参加者はKaylee(ケイリー)。

うーん可愛い。

LA合宿から韓国に来るまでの間に13歳になったというケイリー。メンバーの中では最年少で、ベビー扱いされてるのとは裏腹にパワフルな歌声でダンスもいいですよね。意外と考え方も大人っぽいし。

 

YouTubeInstagramの英語コメントでは「ケイリーはデビューには若すぎ」とよく言われてますが、若すぎとJYPが判断してたらそもそも年齢制限に引っかかっているはずだと思うのです。

 

パークさんのコメントは、ざっくり言うと「パフォーマンスを楽しめてないよね。それが観客に伝わってしまう。でも欠点はそれだけで後は完璧」でした。確かにケイリー、とても緊張していたし、上手くやらなきゃとプレッシャーを感じている気がします。

 

でも無事ストーンゲット。おめでとう!

 

個人評価2人目:ケンダル

次のパフォーマンスはKendall(ケンダル)。

パフォーマンスするのはSunmiの「24hours」。虹プロ見てた人はマコちゃんがやったやつ、とすぐに分かりましたね。

 

ケンダル、ボーカルも良くなったし上手いのだけど、16歳がこの曲を踊るのを見ると、何か見てはいけないものを見てしまった気持ちになります。。英語コメントを読んでいてもやっぱり議論になってますねー。

 

表情が素晴らしいと褒められてますが、うーん割と固定表情だったような!?でも以前と比べてすごく良くなったのは確かだと思います。

24hoursはマコちゃんのパフォーマンスが素晴らしかったので、基準がどうしても上がってしまいますね。マコちゃんの時は「見てはいけないものを見てしまった感」は感じなかったですが、それは彼女が19歳だったからかもしれません。

ケンダルも無事ストーンゲット。おめでとう!

 

次回に続きます。

イギリスは言い訳大国?


イギリス人と話していると遭遇するカルチャーの違いの一つに、「言い訳」があります。はっきり言って、彼らは言い訳大好きです(本人は言い訳してるつもりじゃないのですが、日本人にとっては言い訳にしか聞こえない)。

 

例えば向こうが小さなミスや勘違いをしたとき、彼らは「ミスが起こった背景」を必ずと言っていいほど説明してきます。何かの雑誌で読んだ話ですが、イギリス人の子供にバイオリンのレッスンをしていて、その子の音程か何かを指摘したら、なぜ自分の指が正しい場所にいかなかったのかを詳しく説明してきた...なんてことがあります。日本だと、言い訳ばっかりして!と怒られそうなものですが、イギリス人は言い訳をしているのではなく、あくまでも「説明」をしているという感覚で話しています。逆に説明なしに、Sorry.だけだと怒っているように見えるそうです。面白いですね。

 

私も最初は「なんでこんなに言い訳ばかりするのだろう。ただSorryと言って終わりにすればいいじゃないか」とぷりぷりしていましたが、しばらくしてからカルチャーの違いなのだと気づきました。イギリス人と働いている人、イギリス人と暮らしている人は、彼らの説明を「言い訳」ととらえず、ああイギリス人なんだなあと思ってふんふんと聞き流せば、ストレスにはならないと思います。

 

短めですが今日はこのへんで。

英語ならではのフレーズ!~is not going to do itself

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こんにちは。

 

今日は最近私が学んだ英語ならではの表現をご紹介します。

 

(Something) is not going to do itself

 

これは日本語にない表現で、初めて聞いた人は思考が止まってしまうのではないでしょうか?

 

直訳すると、「~は~を自分でしないでしょ」となるのですが、この表現の意図は「~したら?」と相手を急かすことです。

 

例を挙げてみましょう。

 

コーヒー作ってくれる?と夫にお願いしたのに、中々出てこない時

 

"Coffee isn't going to make itself, is it?"

 

意訳するなら、

「コーヒーが自動的に湧き上がってくるわけじゃないよね?」→「コーヒーまだ?

 

となりますね。

 

Youtubeでも使われている例を調べてみました。

 

"But I do have lots to do: that trash is not going to take itself out."

 

「やらなくてはいけないことは沢山あるんです。ゴミは自分で自分を捨てに行ってくれないからね(=ゴミも捨てなくてはいけないし)」

 

と言っています。かなり英語らしい婉曲表現だと思います。

 

さてこの表現、もちろん覚えておくだけでネイティブの言い回しに対応できていいのですが、和文英訳にも使えますね。

 

逆に考えてみましょう―「やることが一杯あって。ゴミも捨てなくてはいけないし」を英語で言ってみてください。

 

通常、"I have a lot to do. I have to take the bins (trash) out."と言うでしょう。そして今この記事を読んでくださった方は、こうも言えます。"I have a lot to do: The trash is not going to take itself out."

 

こうした表現が使えると、かなりネイティブに近く聞こえると思います。

ただしこれは口語なので受験生は使わないようにしてくださいね。それから人に使う際も、やや叱っている感じになるので、使うのは友達や恋人などかなりくだけた関係だけにとどめておいた方が良いでしょう。

 

ボキャブラリ:

・take the bins (trash) out - ゴミを出す

・S is not going to do itself - ~してよ、~しなくちゃ

 

日本に帰国して感じた違和感を忘れない

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私は海外に長らく住んだことのある人と話すと、言葉にはできない「何か」を共有している感じが必ず得られます。他愛のない思い出話や、日本帰ってきてどう?みたいな話をしていても、そこには何か日本にずっと住んでいる人とは違う、暗黙の価値観の共有があると思うのです。

 

もしかしたら、「海外かぶれ」と揶揄されることの奥にはこの価値観の受け入れのなさがあるのかもしれません。「日本はここが嫌」みたいな話をずっとしていると、「あいつなんだよ。海外行ったからって気取ってる」みたいな目で見られます。誰でも自分の住んでいる場所を否定されるのは嫌なものです。

 

でも「日本のここが嫌」は、海外で暮らしたことのある多くの人が多かれ少なかれ感じたことがあると思います。海外から帰ってくると、行く前は感じなかった様々な違和感を自分が感じていることに気づくんです。その違和感にはポジティブなものも、ネガティブなものもあります。私の場合、3年イギリスに行った後の帰国後の違和感はほとんどネガティブなものでした。今回はそれを言葉にしておきたいと思い、この記事を書いています。(帰国から半年以上経った現在は、違和感はなくなりました。)

 

違和感①街並みが美しくない

日本の街並みは誰が何と言おうと汚いです。海外から戻ってきてまず感じるのはこれ。経済性を追求した結果建物の背がどんどん高くなり、美が犠牲になってしまったのはとても残念です。

 

住めば都といいますが、ヨーロッパに住んだことのある人は街並みの美しい所に住む感覚を覚えていらっしゃると思います。やはり美の中に住むというのは良いものです。私はイギリスを離れましたが、自分の住んでいた地域の美しさを今でもありありと思い出すことができます。

 

 

違和感②偏った価値観

これは特にジェンダーについてそうです。日本でもジェンダーの自由について一応気にされるようになってきましたが、まだまだです。海外では様々なジェンダーの人がいるのが普通になってきました。例えばレズビアンの人を日本のテレビで見かけることは少ないと思いますが、イギリスやアメリカには結構普通にいます。

 

それと容姿いじり。これも日本特有の謎文化です。人の容姿についてあれこれ言うべきではないと思います。なぜなら人を不快にさせるから...。どうしてこんな当たり前のタブーが日本のテレビでは未だに許されているのでしょう??

youtu.be

 

↑2018年の動画です。0:15~春菜の恒例のイジリ「マイケルムーアじゃねーよ」「シュレックじゃねーよ」が始まりますが、アリアナグランデは全く笑わず。その後アリアナが春菜に「カワイイ」と直接言っています。それに対し加藤が「優しい」と言っていますが、、加藤の言う「優しさ」で言ってるのではないと思います。マスコミはこういうつまらないイジリをいつまで続けるのでしょうか。春菜も容姿ネタ辞めればいいのに。容姿イジリって見てて不快です。

 

違和感③気候がしんどい

日本は夏は蒸し暑く、冬は寒さが厳しいです。快適な気候の時期は一瞬で過ぎ去ってしまいます...。もう慣れたので大丈夫ですが、帰国直後は「気候さえも私の味方ではないのだ」という鬱思考に陥りました。

違和感④とてもうるさい、うるさい日本の私。

日本は街が非常にうるさいです。なぜか静寂というものがない。バスに乗ればずっとアナウンスが流れていて、スーパーでもコンビニでもなんだかイケてない音楽がかかっていて。静かになれるのは自宅のみ...なんてことがよくあります。このことを、私は心の中で耳レイプと呼んでいます。どうして聞きたくない音をこんなにも頻繁に聞かされなければいけないんだろう?放っておいてほしいですよね。一方海外は(アメリカは知りませんが)バスも沈黙、スーパーも無音です。その代わり向こうの人は声が通るため、飲み屋はうるさいです。音に敏感な人はどこに行ってもそれなりに辛い思いをするのかも。

 

番外編、ポジティブな違和感

 

言語が100%分かる(?)

言語の壁がなくなると本当にストレスフリーですよね。相手が何言っているのかがよく分かるというのは幸せなことです。ただあまり長く海外にいると、日本語の聞き取り能力は下がりますのでご注意を。逆に海外から帰りたての人が日本語を聞き返すことがあっても、「ああ、この人は日本語を取り戻す過程にいるんだな」と思って優しくしてあげてくださいね。

 

私は、海外に住んでいると自分の周波数みたいなものを変えざるを得ないんだと思っています。日本に住んでいる「感じ」で海外に住むと大変ストレスなので、物事に対する自分の態度を変える必要があるんです。

 

例えば、大概のイギリス人は仕事をきちんとしないです。どこに行っても、日本人ほどの職人クオリティを求めることは難しいかもしれません。そんな時に相手にイライラするのではなく、「ああイギリスらしいな」と思って受け入れるとストレスにならなくて良いですよ。日本での想定外を、想定内にしておくのです。

 

そして日本に帰ってきたらまた周波数を日本用に戻すのですが、なかなかすぐには戻り切らないでしょう。特に放っておいてくれない店員さんとか、やりすぎ(に感じてしまう)サービスとか、「もう放っておいてくれ」と思うことも多々あるかもしれません。そういう時に自分の価値観が海外の環境で変わったことが感じられると思います。

初通訳の失敗談

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こんにちは。

 

普段翻訳家として(フリーランスになりました。この話は追々)お給料をいただいている私ですが、この間あるご縁で通訳のお仕事をいただきました。

 

このお話以前にも通訳のお話をいただいたことが一度あり、その時からいずれ通訳もやってみたい!と思っていました。翻訳の仕事には慣れてきましたが、通訳は翻訳とは別の脳みそを使うので、私にとってはチャレンジです。ハードルが高いからこそ、やってみたいという思いがありました。

 

この間初通訳、そして2度目の通訳をやってみましたが、本当にしんどかったです。この記事は備忘録として、初心を書いておきたかったのでアップします。

 

 

通訳と翻訳の違い

先ほど通訳と翻訳は使う脳みそが違うと言いました。人から聞いた話も交え、その違いをリストアップしてみたいと思います。

 

1.通訳は人と話すが翻訳は1人で黙々

まず大きな特徴の違いとして、通訳は「対人」の仕事であり、人と話をし、コミュニケーションの仲介をする仕事です。翻訳家と比べると外交的で外に出たがる人が多い、と聞いたことがあります。

 

それに対して、翻訳はひたすら文書との戦いです。基本的には一人で黙々と仕事をします。あまり外に出たがらない人が多い、と聞いたことがあります。通勤や、そもそも人と会うのが嫌な人にとってはピッタリな仕事です。

 

2.通訳はスピード勝負、翻訳は質勝負

通訳は、相手の言っている事を瞬時に理解して、それを外国語で正確に言い直します。翻訳のように「どの表現を使おうか?」と考えている暇はなく、手際よくパッパッと訳していく必要があります。そのため瞬発力が必要になります。その分、翻訳で必要とされるような文章のクオリティは求められず、とにかく「分かりやすく手際よく伝える」ことが大切です。

 

初通訳、本当にしんどかった

集中力の問題

先日の通訳は、逐次通訳で私一人で2時間行いました。英→日、日→英両方を行ったのですが、最後の方は集中力が切れかけてしまい、人の話を聞くのがつらかったです。終わった時は文字通りゼーゼーと息が切れました。

 

会議通訳などでの同時通訳の場合、同通さんは必ず2人で、20分ずつ交代で行うそうです。集中力が切れてしまうからですね。このことを考えると、逐次とはいえ一人で2時間、日英両方の言うことを訳すというのは無理があったのではないかと正直思います。私ももう一人助っ人が欲しかったです。

 

メモを取っても忘れる

逐次通訳はメモを取りながら行い、話し手が話し終わったら訳します。ただ話し手が色々な事をペラペラと話されるとメモも膨大になっていきます。そのメモを基に、話を思い出しながら訳していきます。私はメモを取っているようでいて、取り方がきっと下手だったのでしょう、メモを見ても何の話だったか思い出せない...という事態が多々ありました。結果「すみません、ここの話は何でしたっけ?」と言わざるを得なかった場面がありました。メモの取り方を研究しなくてはなりません。

 

アクセント問題

先日の通訳の英語話者は黒人の方で、めちゃくちゃ早口で、正直参ってしまいました。私は黒人の方のアクセントに慣れていません。往々にして、白人の方よりも聞き取りレベルが下がってしまいます。これについても、YouTubeなどで黒人の方のアクセントに慣れる必要があるなと思いました。少なくとも話者がリバプールの人ではなかったことに感謝したいです。

 

おわりに

この場を借りて、メモ的に最初の失敗を記しました。しんどかったですが、自分の課題と向き合ってスキルアップしていきたいものです。もし読者の方で通訳の方がいらっしゃいましたら、コメント欄で助言をいただけたら喜びます。

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