楽しい!英語シャドーイングの方法
みなさんシャドーイングはやっていますか?
シャドーイングはスピーキング力とリスニング力を同時に鍛えられるので、非常に効率の良い勉強方法です。
今回はおすすめのシャドーイング方法と教材を紹介します。
シャドーイング方法
シャドーイングのやり方ですが、私はとある学校で習った以下の方法がおすすめです。
①まずリスニング。
一語一語のディクテーションをする(最初から完璧に聞き取れる所は飛ばしてOK)。紙に書くのでも、タイプするのでも良いです。私は紙に書き、聞き取れない所は空白を空けておき、聞き取れたら記入しています。前置詞が聞き取りにくいのがよく分かるはず。何回も聞いていくうちに段々と穴が埋まります。
②スクリプトを見ながら答え合わせ。
どこが聞き取れていなかったのかを確認します。
③もう一度聞く。
もう一度聞き、なぜ聞き取れなかったのかを理解します(知らない単語だった・前置詞がほとんど強調されずに発音されている・知らない構文だったetc.)。どうしても聞き取れない時は、スロー再生もおすすめです。
④シャドーイング開始。
同じ文章について何回も何回もやります。最終的には、スクリプトを見なくてもシャドーイング(最終的には話し手とほぼ同時に喋ってみましょう。英語独特のリズムが身に着きます)ができるようになります。
⑤シャドーイング内容が完璧に頭に入り、散歩中などに何も見なくてもスラスラ言えるようになる。
これを続けていくと本当に力になります。ネイティブの英語が自分の血肉になっていくことが実感できるはず。
シャドーイング教材の選び方
最初はBBCを
シャドーイング教材としておすすめなのは、最初はBBCです。BBCの6分リスニングでもよいですし、物足りなくなったら普通のBBCも良いです(ただスクリプトがないのが残念)。
BBC英語が聞けるようになったら、少し背伸びしてYouTubeのインタビュー番組を聞くと良いと思います。BBC英語は聞き取りやすいのですが、問題なのは実際は誰もそんな喋り方をしないこと。実際の英語はもっと速く、使われるイディオムの種類も多いです。それにプラスして、イギリスには様々なアクセントがあります。全てのアクセントに対応するのは難しいですが、多少のバリエーションが聞き取れるようになっておいた方が良いでしょう。
ちなみに個人的に聞き取りやすいアクセントのランキングは、
RP(標準英語、BBC英語)>>ロンドン、南部、ミッドランド>>>北部>>>>>リバプール>スコットランド>>>>>>>>>>>インド英語
です。リバプール辺りからだんだん聞き取りが厳しく、ストレスフルになっていきます。外国人が東北弁をずっと聞いているような感覚です。
多くの俳優はRP寄りの英語を話すことが多いです。エマワトソンなんかはまさにRPを話していますね。聞いていて非常に美しいです。
慣れてきたら、YouTubeのシャドーイングを
さて話を戻して、YouTubeのシャドーイングです。シャドーイングするときにオススメなのが、「自分がしたいと思う話し方をする人を探す」ことです。
話し方といっても様々あります。呼吸の仕方、言葉の選び方、それからアクセントなど。エマ・ワトソンが好きな人はエマ・ワトソンのインタビュー動画を、エディ・レッドメインが好きな人はエディの動画を探すといいです。インタビュー動画はドラマや映画と違って、ネイティブが自然に話しています。つまり、実際に使われている英語をそのまま教材にできるのです。私はキャリーマリガンの話し方が大好きだったので、キャリーマリガンの動画をひたすら見ました。可愛くて上品で、ポッシュすぎず、話すテンポも心地いいのです。
↓「私を離さないで」の映画についてのインタビュー。ネタバレ含みます
なぜこんなことを言うかというと、シャドーイングをしていると、不思議と自分の話し方がその話し手の話し方に似ていくんです。私はイギリスのThe Thick of itというドラマをシャドーイングしていたことがあるのですが、恋人に「君はThe Thick of itを見すぎだ。話し方がagressiveになってるよ」と言われたことがあります。自分では気づかなかったのですが、シャドーイングしていると話し手に似てきてしまうのですねえ。
ちなみにThe Thick of Itは、イギリスの官僚が色々とやらかしてその解決に走り回る政治ドラマです。マルコムタッカーというスコットランド人が主人公なのですが、短気な彼がswearしまくるドラマでもあり、得意の話術で周りを言いくるめていく様子が面白いです。そしてスコティッシュなので、スコティッシュアクセントのリスニングにもおすすめ。
このブログでも、おすすめのドラマを紹介する記事を書きたいと思っています。いつか書きます。みなさんも、お気に入りのネイティブスピーカーを見つけて真似してみてくださいね。