医療翻訳家のブログ

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イギリスの翻訳会社の正社員。20代。イギリスの片田舎に住んでいます。都会に引っ越したい。医療の知識なしで翻訳者になってしまいました。医療関係者ではない視点から、医療英単語やフレーズをどのように訳せばいいのかを解説します。

英語の勉強はモチベーションに頼ってはいけない

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こんにちは。

コロナで外出できないので、これを機に英語を勉強している方も多いのではないでしょうか?私もしばらくやっていなかったリスニングを再開しました。

 

でも、英語って最初は「やるぞ!」と意気込んでいるのでできるのですが、勉強し続けられる人は少ないです。途中で嫌になってしまう。全然覚えられない。飽きる。実力が上がったのか分からない、などなど、モチベーションが下がる原因はいくつもありますよね。

そこで今日は、英語学習者がモチベーションに頼るべきでない理由をお話しします。

 

 

モチベーションとは?

 

そもそもモチベーションとは何でしょうか。モチベーションは日本語で言うと「やる気」ですね。ではやる気って何でしょうか?やる気とは、

 

物事を行おうとする気持ち欲求などを意味する表現

(出典:https://www.weblio.jp/content/%E3%82%84%E3%82%8B%E6%B0%97

 

そう、やる気は基本的に「気持ち」「欲求」つまり「感情」なんですよね。

 

感情は向こうからやってくるもの。自分の内部から感情を産みだすことはできません。「自分、もっとハッピーになって!」と思っても幸福感は味わえません。同様に、自分でやる気スイッチを押してやる気にさせるのはとても難しいのです。

 

つまり、モチベーションに頼る―モチベーションが沸かないからやらない。モチベーションがあるからやる。というのではあまりにも不安定で、効率的な勉強法とは言えないのです。

 

ではどうすればいいか?

 

モチベーションに頼るのをやめましょう。その代わり英語の勉強を習慣化させましょう。

 

習慣と言っても、だらだら勉強するのでは意味がありませんし、脳に負荷がかからないと記憶力も下がります。ですので、何かの基準を設定し、その枠の中でやるといいと思います。枠には主に2つあって、

 

  1. 時間を決める
  2. やる範囲を決める

です。時間を決めるのであれば、例えば毎日英語を30分勉強すると決めます。(勉強内容は勉強目的によります。単語&スピーキング、リスニング&スピーキング、など組み合わせてやるのがおすすめです。)私はとある英語学校に通い、2年間毎日30分スピーキングをやっていました。おかげさまで今翻訳者としてイギリス現地の会社で食べていっています。

 

2つ目の範囲を決めるのは、文法書を終わらせるのにおすすめです。1日1章と決めてやりましょう。そしてできれば、文法書に出てくる例文を丸ごと覚えましょう。

 

このように基準を設定してやることで、(特に1.の方法では)脳に負荷がかかり、覚えやすくなります。

 

すぐには習慣にならないので、忍耐が必要

 

これは当たり前なことなのですが、英語をやる。と決めて毎日勉強をしても、最初は習慣にはならないです。ツライ、さぼりたいという感情に負けそうになる時が必ず来ます。

 

ですがこれを嫌でも続けていると、気づくと習慣になっています。

 

例えばみなさんは、朝歯磨きをしますよね。しないと気持ち悪いですよね。

これと同じで、何かをずっと続けていると、次第にそれを「何も考えずにただやる」ことが可能になります。歯磨きをする。朝食をとる。英語をやる。というのが同レベルでできるようになるんです。

 

習慣は頼れます。なぜならアップダウンがないから。これに対し、モチベーションは感情頼みになるので、とても不安定です。

 

作家の村上春樹さんは、筆が進むときも進まない時も、朝決まった時間に執筆をしているそうです。そして決まった時間が来ると必ずやめる。これを何十年もずっと続けていらっしゃいます。村上春樹さんも、習慣に落とし込むことの重要性を語っていらっしゃいます。彼が売れる本をずっと出し続けているのは間違いなく習慣のおかげでしょう。

 

 英語学習も同じで、一度やると決めたなら習慣にしてしまいましょう。やる気に振り回されず勉強できるようになることが大切です。

 

 

 

 

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