To be fairを使いこなしてイギリス人になろう
イギリス人が大好きなフレーズ、to be fair
こんにちは。
イギリス人がよく使うフレーズの一つに"to be fair”があります。フェアネスが好きだからかわかりませんが、彼らは本当にto be fairを使いまくります。
to be fairとグーグルで調べると、「公平を期していうと」なんてピンとこない訳語が出て来るのですが、誤解を恐れずに言うと、訳は「でもさ~」でいいんじゃないかと思います。この理由は後で説明します。
to be fair、どうやって使うの?
例えばこんな時に使えます。
A:「買った靴の返金に10日もかかったんだよ。」
"It took as much as 10 days to get a refund for the shoes I bought from them."
B:「長いね。でもさ~それってイギリスの会社にしてはいい方だよ」
"That's long. To be fair, that's good for a British company."
ここで何が起こっているかを説明しますと、
「返金に時間がかかった」とAは文句=批判を言っています。
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「それってイギリスにしてはいい方」ここでBはAの批判に対し、「イギリスの会社にしてはいい方」と言って会社をフォローしています。
まとめると、文句や批判に対して、批判されている事柄の正当である点、弁明できる点を言うときに使えると言えます。
辞書的な意味
毎度のことですが、英英辞書で意味を調べてみましょう。
to be fair
used when adding something after someone has been criticized, which helps to explain or excuse what they did in fairness
(出典:https://www.ldoceonline.com/dictionary/to-be-fair)
「誰かが批判された後に、その人が公平さをもって行ったことに対する説明や言い訳をするために何かを加えるときに用いる」(拙訳)とあります。
ついでに例文も見てみましょう。
She should have phoned to tell us what her plans were although, to be fair, she’s been very busy.
(出典:同上)
「彼女は電話で彼女の予定を知らせるべきだった。まあ彼女は非常に忙しかったのだが」(拙訳)
まとめ
これまでの説明で、「でもさ~」のニュアンスが伝わりましたでしょうか。「でもさ~」=to be fairでは決してありません。ですがto be fairは多くの場合「でもさ~」の感覚でいいのだと思います。使い方を覚えてしまえばなかなか使いやすいフレーズですので、ぜひ使ってみてイギリス人ぶってみてください。
to be fairをto be honestと似ていると言う人がいますが、私は全く似ていないと思います。to be honestは率直な意見を述べるときに使う、「正直言ってさ~」です。一方to be fairは批判されたものを正当化、フォローするときに使う「でもさ~」ですから、間違わないようにしましょう。
それではまた。